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東京都福祉保健局健康安全室HP【食品衛生の窓】より転載


東京都福祉保健局健康安全室HP【食品衛生の窓】より転載



「食べ物を食べる」ということは、皆さんの生活の中でも欠かせないものの一つでしょう。しかし今、この「食べ物」の安心・安全が脅かされるような事件が次々と起こっています。
右下のグラフをご覧ください。昭和24年からの食中毒患者数の統計ですが、あまり大きな変化がありません。
一方、食をとりまく消費者の目は大きく変化しています。
増え続ける輸入食品、添加物、今までになかった病原体など、食の安全を守ることはますます難しくなっています。加えて大規模な食中毒事件が頻発し、消費者の安全に対する意識もいちだんと高くなってきています。

今後の食品業界は「食の安全」をアピールすることが他社との差別化につながることは間違いありません。

世界的にも食品安全の問題は取り上げられており、EC(欧州連合)では、すべての食品についてHACCPシステムを義務化し、アメリカにおいてもHACCP対象品目を増やすなど積極的な規制に乗り出しています。

国際標準を作成する機関であるISOは、昨年9月に食品安全のためのISO規格、22000を発行しています。

HACCPは1960年代にアメリカで開発された、食品事故防止に重点をおいた工程管理システムで、徹底した製造管理により安全性を確保する仕組みです。一方ISO22000はそのHACCPを中核とし、ISO9001(品質マネジメントシステム)を組み合わせた食品安全マネジメントシステムとなっています。

ISO22000はその対象業種の広さ(製造業だけでなく、生産・流通・卸小売業や、飼料・薬剤メーカー、清掃サービス業なども対象)、製造管理のみに留まらない幅広い内容で、世界中の食品関連企業での普及が見込まれています。

ISO22000に取り組むことによって、様々なメリットがありますので、このシステムを利用してよりよい会社組織づくりができ、最終的には認証取得して信用度・知名度をアップさせることが可能です。

 
ISO22000に従って、HACCP・一般衛生管理体制を構築しますので、異物混入クレームなどが減少し、かつ安全性の高い製品を安定して提供することができます。
 
不良品やミス・ロス、余剰在庫などが減り、作業の効率化、収益の向上につながります。
 
ISO22000では、作業者一人一人が手順通りにやるだけではなく、食品安全に対する自覚を持って作業することが要求されます。このような”理解させる”という取り組みの結果、改善活動の活発化や緊急事態に対する速やかな対応といったプラス効果が出てきます。
 
国際標準のシステム条件をクリアしていること、またコンプライアンス(法令遵守)と情報公開の姿勢を社内外にアピールできることにより、取引先・消費者から一層の信頼を得ることができます。